グループ全体で生産革新活動を推進

　当社は2016年にモリマーグループに統合されました。グループ全体でDXを推進していた中、当社も生産工程の流れを改善し、直行率を向上させたいという狙いがあったので、Roland DG Assembleを導入しました。業務ではアナログな作業が多く、デジタルに関しては少し抵抗があったというのが正直なところでした。しかし、工程で滞留しているものがどこにあるのか分からない、手直し状態が続いた場合何が原因か特定に時間がかかるという状況の中、見える化して客観的なデータが必要だと考えるに至りました。

データが有ると無いとではスピード感が違う

　高品質を担保するため、製造の工程でどうしても修正箇所がでてくるのですが、その工程で何が原因で再度修正に至ったかをRoland DG Assembleで見える化しています。導入する前は作業者が製品ごと全て紙に記録していました。記録内容をデータ化する作業は月に一回程度まとめて行っていました。リアルタイムではないので、原因を特定するのに時間がかかり、対応も時間を要していました。

シンプルで分かりやすいからこそ活用できる

　サポートの面では会社の距離が近いということもあるかもしれませんが、電話をすればすぐに対応してくれます。システムの機能アップデートも高頻度で更新も早いと感じています。ついこの間リアルタイム更新の機能改善要望をしたらすぐに反映されていました。必要な機能は概ね反映していただいていると感じています。システムの面でいえば、自分で工程設計を作れるところが一番良いと感じています。インターフェースもわかりやすくて操作がしやすいと感じています。システムを操作する上で、少しでも使いにくいと感じると活用が億劫になってしまいます。シンプルで分かりやすいからこそ業務に活用できるのではないでしょうか。
　今後の活用に関しては、別工程にもシステムを活用していきたいと考えています。他従業員にもシステムへの理解を深めてもらい、今後もサポートいただきながら業務改善を進めていこうと思います。